現在、生きているコピーライターの中で最もパクられて、最も尊敬されているジョン・カールトン（John Carlton）。
世界No.1のコピーライターであった故ゲイリー・ハルバートは、彼のことをこのように言っています。
「私がマーケティングの問題を抱えたときに最初に相談するのがジョンだ。彼の洞察力やマーケティングの知識の深さに関しては、私が知っている広告業界のエキスパートの中でも肩を並べるものはいない。
故ゲイリー・ハルバート
そんな「ジョン・カールトン（John Carlton）」がとある教材で語っていた、セールスコピーライティングの必読書をこの記事では紹介していきます。
ジョン・カールトンが選ぶ、6つの必読書とは？
ジョン・カールトン（John Carlton）が選ぶ、6つの必読書はこちらになります。
残念ながらこの3つは和訳されていません…
しかし、概要をまとめてみたので、それぞれ詳しく紹介していきます。
ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる 言葉の法則
この本の著者であるジョン・ケープルズは、58年間、アメリカの広告業界で伝説的コピーライターとして活躍し続けました。そして圧倒的な経験から、実証的かつ即効性のある「科学的広告」ノウハウを明かしたものが本書になります。
僕は、この本を「見出し辞典」だと思っています。
上手くいった「見出し」と、その考え方が詳しく体系的にまとめられているので、辞書のように使っています。
「広告の父」と呼ばれているデビッド・オグルヴィも「この本は間違いなく、いままで1番役に立つ本だ」と絶賛しています。
また、日本でDRMの先駆者である神田昌典さんも、このように語っています。
私のマーケッターとしての実績の大半は、本書に書かれている言葉を自分なりに工夫するこ
とで、得られたのだ。いま、改めて読み返してみても、本書は宝の山だ。
神田昌典
広告マーケティング21 の原則
本書は、80年以上読みつがれてきたマーケティングのバイブルです。
「本書を読まずして広告を語るな」
– デビッド・オグルビー（広告界の鬼才）
広告はセールスマンと同じように、明確で、わかりやすく、誠実でなければならない。広告は消費者の求める情報を提供し、消費者に利益をもたらすものでなければならないと説いています。
そして、広告はセールスマンと同じように、結果(売上への貢献度)によって評価されなければならないと語っています。
これはジョン・カールトンや、シュガーマンといった一流コピーライターも同じことを言っております。（実際に彼らは売り上げに対してFee（手数料）を貰って仕事をしていました。）
ちなみに本書の上巻にあたるのが、この後に紹介する『広告でいちばん大切なこと』です。
広告でいちばん大切なこと
本書は世界3大広告人のひとりでもある、デイヴィッド・オグルヴィが最大のリスペクトを寄せるホプキンスの自伝です。
“広告にとって一番大切なものはセールスマンシップ”という著者のぶれない信念が、本書でもたっぷりと書かれています。
How To Write A Great Advertisement（著 Victor Schwaab）
タイトルの和訳は「良い広告文を書く方法」です。
50年以上前に出版された本ですが、コピーライターの間では、セールスコピーライティングの『バイブル本』のうちの1つと言われいます。
特に良い広告を書くために『ヘッド（見出し）』が大事だと語っており、その書き方が本書で紹介されています。
Maximum Money In Minimum Time（著 Gary Halbert）
ちょっと意味が良く分からない部分がありましたが、目次を和訳してみました。（間違っている部分があるかもしれません…）
（オハイオ州に住む、「絶望的に無能な奴」の素晴らしいダイレクトメールの秘密！ ）
#2 How To Get A Product To Sell If You Don’t Have One Already And How To Get It For Nothing!
（何もない状態から、売るための商品を手に入れる方法）
#3 – How To Get As Much Money As You Need To “Roll Out” Your Project And Get It Without Borrowing.
（ビジネスを「展開」するために、お金を借りることなく、手に入れる方法。）
#4 – How To Get Movie and TV Starts To Help You Sell You Products and Services.
（映画やテレビを買う方法は、あなたが商品やサービスを販売するのを助けます。）
#5 – An Amazing Secret That Can Make Your Newspaper Advertising 750% More Profitable.
あなたの新聞広告を750％より増収させる、凄い秘密。
#6 – How To Get The Exact Name And Address Of Every Man, Woman And Child Who Is Ever Likely To Become One Of Your Customers.
（あなたの顧客の一人になる可能性のあるすべての人の正確な名前と住所を取得する方法）
#7 – What To Write On A Simple Postcard Mailing That Will Make People Flood Into Your Business.
（シンプルなポストカードを書いて送ることで、人々はあなたのサービスに殺到します）
#8 – Can It And Clone It.
（それは、それを複製することができます）
#9 – How To Mail Up To 100,000 Letters Per Week At No Cost Whatsoever!
（どのように1週間あたり100,000文字まで無料でメールするか？）
#10 – How To Use 976 Numbers To Get People To Pay To Hear Your Sales Pitch!
（セールストークを聞くのにお金を出す人達を獲得する976番の使い方）
#11 How To Make You Ad In The Yellow Pages Pull 400% More Business Than It Does Now – At No Extra Charge!
(イエローページに広告を表示する方法は、今よりも400％多くのビジネスを引き出す–余分なお金がかからずに)
#12 How To Use Cheap Little Classified Ads To Make As Much As $10,000 Per Day!
（1日あたり10,000ドル稼ぐだけの、格安新聞広告を使用する方法）
#13 – How To Use RCS To Find Your Dream Lover!
（あなたの理想の恋人を見つけるためにRCSを使用する方法！）
#14 – How To Get Yourself Or Your Product Featured On Cable TV At No Cost Whatsoever!
（どのようにケーブルテレビで、あなた自身または、あなたの商品を無料で手に入れるか？）
#15 – The Dark Side of Success! Section.
（成功のダークサイド！セクション）
#16 How To Get The Most Valuable Gift In All of The World!
（世界で最も価値のある贈り物を得るための方法）
The Lazy Man’s Way To Riches（著 Joe Karbo）
タイトルを和訳すると、怠惰な男の「富への道」です。
1973年、ジョー・カルボは、この本を出版した際、彼に純資産1000万ドルを超える秘密を明らかにしました。
ちなみに当時、彼は自分の本を、ダイレクトレスポンスマーケティングだけで売りました。書店では売っていなかったのにも関わらず、300万本以上売れた伝説の本です。
お客さんがどうやったらモノを買ってくれるか分かりやすく解説しております。
思考は現実化する
「思考は現実化する。」この言葉は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。
人は自分が思い描いたような人間になるということです。
本書はナポレオン・ヒルが20年以上かけて見つけた法則をまとめており、「成功哲学」の世界的名著になっています。
Youtubeには朗読した音声動画などがあったので、試しに聞いてみてはいかがでしょうか？
この記事で学んだこと
超一流コピーライターの「ジョン・カールトン（John Carlton）」がオススメしているセールスコピーライティングの6つの必読書を紹介しました。
セールスコピーライティングを学んでいる人は、和訳された本だけでも読んでみてはいかがでしょうか？
