こんばんは。
セールスコピーライターの草場です。
今回はストーリーテリングについてお話していきます。
コピーライティングを勉強したことがある人は、「神話の法則」という言葉を聞いたことが思います。(※「神話の法則」とは、人間が惹きつけられるストーリーの型のことです。)
この記事では、「どうやったらストーリーテリングが上手くなるか?」についてお話していきたいと思います。
ちなみに、このストーリーテリングの上達方法は、ジョン・カールトンや、僕の尊敬するコピーライターの新田さんという方から学んだ内容をベースに作っているので、効果抜群の内容になっています。
それではいきましょう。
ストーリーテリング能力を鍛える方法とは?
その方法は、、、
『常にストーリーを探す』
ということです。
なぜなら、日常にはストーリーがゴロゴロ落ちているからです。
あなたが今、使っているスマホやパソコンにだってストーリーがあります。
例えばiphoneには、スティーブ・ジョブズの開発ストーリーがギッチリと詰まっています。(書くと長くなってしまうので割愛します・・・)
そして、ストーリーが詰まっているのは「モノ」だけではありません。
超一流コピーライターのジョン・カールトンが「あなたの人生は映画である」と言っているように、「人間」にもストーリーが詰まっています。
「えー、ほんとに? 」と思った人はちょっと想像してみてください。
あなたは今まで、辛くて苦しい困難にぶち当たった経験や、何かをやり遂げて成長した経験がありませんか?
この成長パターンは、まさに「神話の法則」と同じパターンなんです。要するに、僕たちは皆『映画のようなストーリーの1コマ』を生きているということです。
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だから、セールスコピーライターは、この日常にあふれているストーリーを活用しない手はありません。
常にストーリーが隠れていないか探るように癖をつけていきましょう。
日常でストーリーを探してみよう!
例えば、家からコンビニまで買い物に行くとしましょう。
コンビニに着くまでの過程では、
などと、色んなものが目に入ると思います。
そして、コンビニに入ってからも、
などが見えるかもしれません。
このときに、その人達を観察してストーリーをイメージするのです。ポイントはその人達の『背景のストーリー』を想像することです。
といったことを考えます。
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ちなみに・・・
ジョン・カールトンは散歩をしているときでも、時々立ち止まって、
といったことを自問自答するそうです。
そして、その時は五感を研ぎ澄まして、どんな匂いがするか?、どんな音がするか? といったディティールまで観察するそうです。
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ここまで色々話して来たのでまとめると、、、
ストーリーテリングを鍛えるための思考法は、色んなモノ(人)を見る時に、必ず『その背景のストーリー』を意識して生活するということです。
そして『背景のストーリー』を見つけるためにはジョン・カールトンがやっているように、普段から五感を研ぎ澄まして、生活することが大事なんです。
『背景のストーリー』を見つけるためのコツ
先程、日常生活の中で『背景のストーリー』を意識することが、ストーリーテリングを鍛える方法と、お伝えしました。
そして、この『背景のストーリー』には、この4パターンあります。
2.思い、感情に関してのストーリー
3.神話としてのストーリー
4.未来のストーリー
これだけだとイメージしにくいと思うので、例をあげましょう。
とあるリンゴを例にあげます。
1. 事実としてのストーリーは・・・
こういったものが挙げられます。
2. 思い、感情に関してのストーリーは・・・
こういったものが挙げられます。
3.神話としてのストーリーは・・・
神話の法則のストーリーはこういった山あり谷ありの成功物語が例として挙げられます。
↓
仕事でうつ病になってしまい、実家の青森に戻る
↓
半分ニートみたいな生活を2年ほど送る
↓
ある日リンゴの果樹園でバイトしたことがキッカケでリンゴ農園になりたいと思う。
↓
努力して、やっとの思いでリンゴ農園になった。
↓
初めての収穫の年に、思いもよらない大きな台風が青森を直撃した・・・
山田さんのリンゴの9割は地面に叩きつけられ、売り物にならなくなってしまった。
↓
このピンチをどうにかして乗り越えようと考え、「台風でも木から落ちなかったリンゴ」を”落ちないリンゴ”とネーミングし売り出したところ、これが大ヒット。
↓
今では毎年、たくさんの受験生の親が買い求める「大ヒット商品」になりました。
(※これらは作り話です)
4. 未来のストーリー
こういったものが挙げられます。
1〜4までそれぞれ例を挙げてみましたが、なんとなくイメージできましたか?
先程あげた山田さんのエピソードは作り話ですが、『落ちないリンゴ』というものは実話です。
しかも、この落ちないリンゴは当時、1個1,000円で売れました。
リンゴは通常100円〜150円とかなので、10倍近い金額にもかかわらず飛ぶように売れたのです。
この理由は、人は「リンゴ」という価値だけでなく、その背景のストーリーも価値としてプラスされたからです。
なので、あなたも上手くストーリーを展開することができれば、お客さんにさらに価値を感じてもらえるんです。
この記事で学んだこと
ストーリーテリングの力を上げるためには、普段から五感を研ぎ澄まして生活することが大事です。
そして、色んなモノ(人)を見る時に、必ず『その背景のストーリー』を意識して生活するようにしましょう。
ちなみに、『背景のストーリー』には、この4パターンあります。
2.思い、感情に関してのストーリー
3.神話としてのストーリー
4.未来のストーリー
なので、日常生活で『背景のストーリー』を見つけ出すときは、この4つの内、どのストーリーに分類できるのか考えるようにするようにしましょう。